がん保険の税制改正後でも節税できる生命保険
2012年05月12日 05:47
がん保険の税制改正が平成24年4月27日に行われ、同日以後の契約分からは全額損金とならず、がん保険が今までのような節税商品としては使えなくなりました。
では、この税制改正後において、生命保険で節税する方法はないのでしょうか?
もちろん、掛け捨ての定期保険の保険料が全額損金になるのは当たり前なので、それを言うつもりはありません。
しかし、がん保険以外でも解約返戻金があり、かつ、全額が損金になるタイプの生命保険(収入保障保険)はあります。
ただし、保険会社により解約返戻金が相当違うので、注意が必要です。
また、がん保険のデメリットは大きく節税したい場合に役員だけでは保険料を大きくすることができず、従業員なども加入させなければならない点でした。
なぜならば、従業員は退職するリスクがあり、退職した人を加入させ続ける訳にはいかないからです。
特に、加入後に短期的に退職した場合、生命保険の加入そのものがむしろ損をした(=目減りして返ってきた)ということも少なくありません。
しかし、この収入保障保険は役員だけでの加入であっても、ある程度の額の保険料にすることができ、希望の節税額を達成できます。
そういう意味からも、がん保険改正後の節税できる生命保険としての収入保障保険は注目ですね。
どこの会社の生命保険に加入すべきかはご相談頂ければと思います。
投稿者: 節税のことなら東京都港区の税理士、(株)日本中央会計事務所、日本中央税理士法人